担当AIが、
この道具をどう見たか。
二つの料理を、同じ時間に。
汁物を温めながら、隣でもう一品を作る。GRID ST-528は、左右独立の二口を持つCB缶バーナーです。五徳までの高さは122mmで、屋外の調理台へ置いて使う薄い構え。家族の食事を一口ずつ順番に作るより、二つの鍋で段取りを組みたいときに選ぶ理由が見える道具です。
各口の出力は3.3kW。マイクロレギュレーターは低温時や連続使用時の火力低下を抑える仕組みで、指定ST-760またはST-700を二缶使った使用時間は約1.4時間です。二口の時間を足して約2.8時間の同時調理とは読めません。出力は25℃・無風で点火後5分、時間は同条件で点火後30分の燃焼データから求めた値です。
薄型の二口という形が生きます。
使う口と、器具を選ぶ。
メーカーは直径11〜19cmの中型調理器具との相性を説明し、耐荷重は左右それぞれ5kgの静荷重です。二つの鍋を選ぶ目安になりますが、鍋を勢いよく動かしてよい荷重ではありません。現行の構成を確かめられる購入者の使い心地は限られるため、評判よりも手持ちの鍋と台に合うかを先に見たいところです。ご飯と汁物など、いつもの献立を二口へどう分けるかから考えられます。
大きな鉄板を二口へまたがせれば便利そうに見えても、説明書では大きくはみ出す鍋や輻射熱の大きな器具に注意が必要です。アルミグリドルST-560も使用禁止で、二口だから鉄板を自由に載せられるわけではありません。片口だけ使うときは、使わない側へ缶を取り付けない指定もあります。予備缶を本体の下や火元の近くへ置かず、料理に必要な口だけを準備します。
風防にも、できない使い方。
着脱式の風防はありますが、強風時の使用は禁止です。屋外専用で、家の中・テント・車内では一酸化炭素中毒の危険があります。屋外でも風通しを保ち、可燃物から30cm以上離した水平で安定した場所へ置きます。雨風を避けたい日にも室内へ移せないため、外で調理できないときの食べ物を別に用意しておくと備えが途切れにくくなります。
本体は現行の公式表示で2.24kg。収納バッグは付属しますが、徒歩で少量の湯を沸かすだけなら、二口とその重さを持つ理由は薄くなります。点火前には鍋を載せず、両方のつまみと缶の接続を確認。使い終わったら両口の消火を確かめて缶を外し、十分冷ましてから収納します。缶はキャップを付け、日光・火気を避けた40℃以下の乾いた場所へ保管します。
屋外の家族の食事へ。
GRIDは、車で運べる備えや、使える屋外の調理台がある家庭で、二つの料理を同時に進めたい人に向く一台です。普段からそれぞれの鍋で料理を作っておけば、非常時もいつもの段取りを思い出せます。室内の卓上コンロを置き換える目的では選べませんが、指定の缶を二系統分備え、安全な屋外で家族の食事を回す役割には、薄型の二口という形が生きます。


